アーカイブ : 2012年 9月

昔寛文の頃(西暦1670年頃)日出町の古刹康徳山(こさつこうとくざん)、松屋寺(しょうおくじ)の 小僧某が、豫てより寺に造ってあった甘酒を飲みたく思っていた処、適々和尚の外出せしを好機と、多量盗み出し十分飲み、尚後日のためにと、之を壺に入れ附近 の麻畑に埋めて置いた。ところが後日此れを呑んでみると、味が全く一変して清酒(すみざけ)となり、しかも一種の風味があり、美酒となっていた。此の事を知った二 代目嶺外宗松大和尚は時の日出藩で名君と云われた木下右衛門大夫俊長公に此の美酒を奉ったところ、俊長公は此の美酒の製法をとどめ、麻地酒(あさじざけ)と名づけて藩 の手で醸造に着手しました。以来明治まで藩の将軍献上品として、その名が高い銘酒となり、文人墨客の詩歌にも盛んに詠まれ、また左党の通人の垂涎おくあたわざるも のであった逸品となったそうです。そして、此れを現在に受け継いでいるのが「大分むぎ焼酎二階堂」なのです。
「麻地酒」の伝統を受け継ぎ、むぎ100%の焼酎が生まれたのは現六代目当主の時代です。若き当主は天 然醸造ゆえに腐敗しやすい「麻地酒」を改良するために、醸造酒から蒸留酒へ切り替え焼酎の製造を開始しました。さらに昭和26年、麦の統制がとれてからは、今迄の 麹は米で作るものとの常識を破り、「米も穀物、麦も穀物。米で出来る麹が麦で出来ないはずはない。」と麦麹の製法に没頭しました。麦が健康食品として注目 されてからは、麦だけの焼酎の開発に専念し、そして昭和48年にむぎ100%の本格焼酎第一号が発売されたのでした。

「二階堂麦100%」や「吉四六」の原点となる麦麹仕込米麦焼酎「幻の焼酎 二階堂 麗」。これを呑まないと「二階堂」や「吉四六」は語れないとまで言われている焼酎です。
麦の香ばしい香りと、米のほんのりとした甘い香りのバランスがとても良く、味は名前のとおりうららかな甘口の旨さがあります。麦と米の旨みの絶妙なバランスが素晴らしい麦麹仕込みの米麦焼酎「うらら」は、コクがあるのに喉越しはスッキリとして呑みやすい焼酎です。麦焼酎好きの方はもとより米焼酎派の方にもぜひ味わって欲しい一本です。

銘柄:麗
かな:うらら
原料:米・麦・麦麹
使用麹:
蒸留方法:
アルコール度数:25度
貯蔵方法:
貯蔵年数:
容量:1,800ml
価格:1,800円
蔵元:二階堂酒造有限会社
郵便番号:879-1506
住所:大分県速見郡日出町2849番地
電話番号:0977-72-2324
FAX番号:

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八千代伝 黒こうじ仕込み

しんしんとした山の気に満ちた猿ヶ城渓谷。
深山の青い嵐がざわざわと青葉を揺らして、
谷から峰へと渡ってゆく。
目を閉じると、心は解き放たれて、
大空へ浮遊するような感覚に溺れる。
まるで天空のゆりかごに身を委ねたような心地よさに、
あらためて大自然の偉大さを知る。
そんな深山の山懐に、
総かめつぼ仕込みの小さな焼酎蔵「猿ヶ城渓谷蒸留所」。
かめつぼに仕込まれた「八千代伝・黒こうじ」のモロミは、
まるで地球の息吹。
熱いマグマのようにブクブクと飛びはねている。
まさにかめつぼの中にある小宇宙。
「八千代伝・黒」が誘って、心は漆黒の宇宙へ。
蔵人憲章第2条
「信念を持って王道を行く。決して覇者を求めず」
熟成という「時」を経て香りを磨き、抜群のコクとキレを誇る。
八千代伝・黒こうじ仕込み、ご愛飲くださいますように。 (瓶の裏面ラベルより)

八千代伝酒造は、平成22年、平成23年とNHKの「たべもの一直線」で紹介された蔵元です。
30年間休業していた家業の焼酎造りを平成16年に三代目社長八木栄寿氏が、
豊かな大自然を有する国有林「猿ヶ城渓谷」に蔵を移築し再興を果たしました。
仕込みはすべての行程を昔ながらのかめ壺で行う総かめ壺仕込みです。
初造りの杜氏には吉行正己氏を迎え、徹底的に若手蔵子に技能伝承を図りました。
現在は、吉行杜氏は後見役に回り、八木大二郎氏が杜氏として蔵子とともに仕込みに当たっています。
昭和3年創業当時の銘柄「八千代」を「伝」承する八千代伝は自社農園にて自社栽培された良質なさつまいもを使用し、一次仕込み、二次仕込みすべてをかめ壺で発酵させる「総かめ壺仕込み」を行っています。
また、仕込み水には猿ヶ城渓谷の地下水を使用し、国有林「猿ヶ城渓谷」の真っただ中で、きれいな水、
澄んだ空気のもと豊かな大自然の恩恵をふんだんに受け、おいしい焼酎造りに励んでいます。
「思いはひとつ、うまい焼酎をつくること」を胸に刻み、
総かめ壺仕込みの焼酎造りに日々まい進している蔵です。

濃厚な味わいでありながら、キレがいい焼酎です。

銘柄:八千代伝 黒こうじ仕込み
かな:やちよでん くろこうじじこみ
原料:さつまいも・米麹
使用麹:黒麹
蒸留方法:
アルコール度数:25度
貯蔵方法:
貯蔵年数:
容量:1,800ml
価格:2,415円
蔵元:八千代伝酒造株式会社 猿ヶ城渓谷蒸留所
郵便番号:891-2111
住所:鹿児島県垂水市新御堂鍋ヶ久保1332番地5
電話番号:0994-32-8282
FAX番号:0994-32-8283

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軸屋

軸屋酒造(株)のトップブランド商品として取扱店を限定している焼酎です。
甕仕込み、甕貯蔵(一年半以上)こがねせんがんの芋のよさを十分に引き出してくれる白麹で仕込みました。丁寧に時間をかけ、大切に育ててきた焼酎です。(蔵元HPより)

権之助甕蔵 甕仕込み 軸屋
北薩摩の霊峰紫尾山の麓宮之城町平川(現、さつま町平川)で、軸屋権助が焼酎を造り始めたのは明治43年のことです。
権助は一貫して「お湯割りにした時にも力強い味」にこだわり、以来「辛口の権焼酎」とよばれたそうです。明治から4代飲みつがれてきたこの味に、原料のさつまいもの持つ甘味・まろやかさを白麹で引き出し、人の手で櫂を入れ静かに寝かせできあがったのがこの甕仕込みの焼酎です。(瓶の裏ラベルより)

明治43年創業の酒蔵で、まんが「美味しんぼ95巻 焼酎革命」で特集された蔵元として有名な軸屋酒造です。
その軸屋酒造がトップブランドとする軸屋は、軸屋酒造の原酒「無濾過」から油分をていねいに取り、割り水をして25度にしたものです。無濾過に比べると多少は芋臭さや荒々しさが抑えられていますが、まったりとした重厚感は変わりません。お湯割りにすると芋の香りがぐっと広がり、芋好きの人にはたまらない風味が堪能できます。また、ロックにすると、かなり呑みやすくなり、飲み口の印象がガラリと変わります。
でも、軸屋本来の味を楽しむにはストレートが一番のような気がします。

銘柄:軸屋
かな:じくや
原料:さつま芋(こがねせんがん)・米麹
使用麹:白麹
蒸留方法:
アルコール度数:25度
貯蔵方法:
貯蔵年数:1.5年以上
容量:1,800ml
価格:2,415円
蔵元:軸屋酒造株式会社
郵便番号:895-1807
住所:鹿児島県志薩摩郡さつま町平川1427番地
電話番号:0996-54-2507
FAX番号:0996-54-2663

[0233]